ノートパソコンでLinuxを動作させたとき蓋を閉じるとデフォルトではスリープ状態になる。
回避策をネットで検索すると2つの方法があったので試してみた。
■Tweaksツールを使用する方法
Tweaksツールを開き、「全般」>「ラップトップの蓋を閉じるとサスペンドする」の設定を確認し、これをオフにすることで回避できるらしい。
このツール、Debian 12(bookworm)版には実装されているがUbuntu Desktop 24.04には実装されていなかったのでインストールから始める。
"sudo apt install gnome-tweaks"
Debianでの操作
「全般」>「ラップトップの蓋を閉じるとサスペンドする」の設定を確認し、これをオフにすることで回避できた。

Ubuntuでの操作
Tweaksツール画面には「全般」という項目が無かった…!?
何かオマジナイでもすれば「全般」が現れるのかもしれないがこれ以上の追及は諦めることにして設定ファイルを直接編集する方法で回避した。

■設定ファイルを直接編集する方法
Debian、Ubuntuともに設定ファイル『/etc/systemd/logind.conf』をエディタを使って修正する。
修正前 #HandleLidSwitch=suspend
修正後 HandleLidSwitch=ignore
修正が終わったら
変更を反映させるためのコマンドを入力
"sudo systemctl daemon-reload"
次にsystem-logind サービスの再起動コマンドを入力
"sudo systemctl restart systemd-logind"
⇒ログイン画面が表示されたのでログインしたがブラックアウト画面のままとなった。再起動コマンド "reboot" がお勧めと思われる。
無事に回避できた。